奈良市登美ケ丘で糖尿病、腎臓病、リウマチ、内科なら『はらだ糖尿病・腎・内科クリニック』へ。風邪等の一般内科や、これまでの幅広い専門医としての知識と経験を生かし、腎臓病、糖尿病、循環器病、リウマチなどの専門診療、合併症予防のための診療を行ってまいります。

管理栄養士による栄養指導

管理栄養士による栄養指導

管理栄養士による栄養指導管理栄養士により、糖尿病のみならず、高血圧、脂質異常症、減量などに関連する栄養指導を行っております。

食事療法

食事療法食事療法は、生活習慣病の治療に非常に重要です。
食事は生活の一部であり、かつ大きな楽しみの一つです。
生活習慣病は、食生活の乱れ、運動不足、十分な休養が取れない、飲酒、喫煙など様々な生活習慣の乱れによって発症します。したがって、食事療法は生活習慣病に対する治療を行う上で非常に重要です。
しかし、食習慣はこれまでの生活習慣や食べ物の好みなどによって、十人十色であるため、食事療法は各個人に合わせた調整が不可欠となります。
当クリニックでは、食事の相談をする際、最初にこれまでの生活スタイル、食事内容、嗜好などを伺うことから始めていきます。皆様から話をお聞きし、一人一人にあった食事プランを探すお手伝いをさせていただきます。
また、「食事療法ってどういう意味があるの?」、「食事療法っていうけど、具体的にどうしたら良いの?」、「どんな時でも食事療法をしなければいけないの?」などといった、食事に対する素朴な疑問やお悩みについて、皆様に説明し、一緒に考えていきたいとも思っております。

糖尿病の食事療法

糖尿病になったら、厳しい食事制限をしなければならない、と思っておられる患者様が多いと思いますが、実はそうではありません。
糖尿病になったからといって、食べてはいけないものは何もありません。
栄養バランスの改善と、摂取カロリーの調節が必要なのです。すなわち、糖尿病の食事療法は、健康的な食生活をしましょうということです。
糖尿病をお持ちの方も、そうでない方にとっても、糖尿病食は理想的な食生活のあり方です。
それでは、糖尿病の食事療法とは、どういったものなのでしょうか?
以下の3つが基本となります。

1. 1日3食、規則的な食事習慣

例えば、朝食を食べずに昼食を食べると、昼食後に朝食を食べたときよりも血糖値の上昇が著しくなり、血管にダメージを与えてしまいます。
逆に間食する習慣があり、1日3食以上になる場合、血糖値が高い状態が続いてしまいます。
朝昼夕の3食を規則正しく食べましょう。

食事のとり方で血糖値はこんなに変動します。
  • 1日3回決まった時に食事をとった時の血糖値の変化
    1日3回規則的に食べれば血糖値は安定します。
    血糖値の変化 イメージ2
  • 1日2回しか食事をとらなかった時の血糖値の変化
    朝食抜きの場合、昼食前に激減し昼食後と夕食後に急激に血糖値が上がります。
    血糖値の変化 イメージ2
  • 3回食事をとり、牛乳やくだものを間食に摂取した時の血糖値の変化
    血糖値も上がらず理想的なグラフですが、食事や間食の量に気をつけることが大切です。
    血糖値の変化 イメージ3

※各グラフは摂食と血糖値の変化の関係をイメージで示しています。血糖値の上昇・下降の幅には個人差があります。

2. 適正なエネルギー量の食事

適正エネルギー量は、体格や活動量によって、一人一人異なります。

適正エネルギー量(kcal)= 標準体重(kg)× 身体活動量

※標準体重(㎏):身長(m)× 身長(m)× 22

身体活動量
軽労作
(デスクワーク、主婦)
普通の労作
(立ち仕事が多い)
重い労作
(力仕事が多い)
25~30kcal 30~35kcal 35kcal~

3. 栄養バランスのよい食事

摂取するエネルギーの中で、炭水化物、たんぱく質、および脂質をバランスよく摂り、ビタミンやミネラルも適切に摂るようにしましょう。

栄養バランスを意識し、炭水化物、たんぱく質、および脂質の栄養素に加え、食物繊維等も摂るようにすると、イラストのようなイメージの、主食・主菜・副菜の組み合わせとなります。

時には我慢や制限が必要なことがありますが、食べ方のコツや調理の工夫などを提案させていただきながら、ご自身のペースで続けていけるようにお手伝いさせていただきます。

腎臓病の食事療法

腎臓には、尿を作ったり、体液の調節をしたり、血液中の不要なものをろ過して尿に出す働きなど、たくさんの働きがあります。しかし、腎臓の機能が低下すると、これらの働きが十分できなくなってしまいます。 腎臓病の進行を遅らせるためには、腎臓にかかる負担を減らす必要があるため、食事療法が必要となります。
腎臓病の食事療法としては、以下のことが基本になります。

1. 適切な塩分管理

塩分6g/日未満塩分を過剰に摂りすぎると、腎臓に負担がかかるとともに、高血圧も悪化させてしまいます。1日の塩分摂取量は6g/日未満を目標にしましょう。
減塩対策としては・・・
・梅干し、漬物、干物類は控える。
・汁物や麺類の汁は残す。
・醤油やソースはかけずに、つけるようにする。
などがあります。

2. たんぱく質の制限

たんぱく質を摂りすぎると、たんぱく質が代謝されてできる老廃物が増え、それを処理するために腎臓に負担がかかってしまいます。
しかし、むやみにたんぱく質の摂取量を減らすと、良質なたんぱく質の摂取量が不足したり、エネルギーが不足してしまうため、身体の筋肉が壊れてしまいます。
したがって、たんぱく質の摂取量は上手に減らす工夫が必要です。

対策としては・・・
・良質なアミノ酸が含まれる、肉、魚、卵類は減らしすぎないようにする。
・主食をたんぱく調整食品のごはん、パン、麺類に変える。
などが挙げられます。

良質なたんぱく質が含まれる食品

3. 適切なエネルギーの確保

食事から摂取するエネルギーが多すぎると、肥満や糖尿病のリスクが増えますが、逆に少なすぎると、身体のエネルギー維持のために筋肉が破壊されてしまいます。
エネルギー調整の特殊食品(MCTオイル、粉飴)や、たんぱく質を含まない食品(油脂類やでんぷん食品)の確保が必要です。

4. カリウム管理

腎機能が低下すると、血中カリウム値が上昇しやすくなります。
血中のカリウム値が高いと、不整脈や心停止を起こす危険性があるため、食事から摂るカリウム量の管理が必要です。

対策としては・・・
・カリウムの多い、生の果物、生野菜、芋類、海藻類の量に注意する。
・カリウム量が多い野菜や芋類は、水さらしや茹でてカリウムの処理を行う。
などが挙げられます。

カリウムが含まれる食品

一人一人、腎臓の状態や症状が異なるため、医師の指示のもとで、各個人に合わせた食事の提案をさせていただきます。

その他の生活習慣病の食事療法

高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、体重管理等についても、ご相談を受け付けています。病気と向き合いながら、無理なく食事療法を続けていけるように、お手伝いさせていただきます。
また、当クリニックでは、生活習慣の改善のため、運動療法についての紹介もさせていただきます。
お困りのことがありましたら、お気軽に医師、スタッフまでご相談ください。

クリニック情報

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